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執筆者の写真直 野村

内側から見た日本橋三越本店「英国展」の体験レポート vol.1




日本橋三越本店の英国展が2024年も盛大に開催されました。


英国の伝統と最新トレンドが一堂に会するこのイベントでは、英国菓子、上質な紅茶、伝統的なクラフト製品など多彩な魅力が発信されていました。


怒涛の一週間が過ぎ、ランニングを再開できるほど体力が復活してきたので、ノムさんが内側から見た英国展について体験レポートしてみたいと思います。


これを読んで出展するきっかけになったり、お客様として遠方からでも行ってみたいと思ってもらえたら嬉しいです。



東京へ行くことになったきっかけ


三越伊勢丹HDの方からお誘いがあったのは、開催の約4か月前のことでした。


お店で淹れている紅茶をお取引させていただいている紅茶屋さんが、当店を紹介してくれたそうです。


県外でしかも大都会の東京ですし、、、天下の日本橋三越本店様ですし、、、イギリスや日本全国から一流のお店が集まることもあって、うちのような経験の浅い店が出展するべきかどうか随分と悩みました。



背中を押してくれた2つの言葉


そんなとき、背中を押してくれた言葉が2つあります。


1つは紅茶のお取引先様の社長さんが、「担当バイヤーの方がとっても良い方だから安心して!」です。


社長さんのことは、お取引開始時から電話とメールの対応や、その言葉遣いが素晴らしくてずっと尊敬していましたから、かけてもらった言葉がすっと体に入りました。


もう1つは親戚の経営者から、「やると決めること!」です。


製造能力や品質レベルを徐々に向上させてからと言っても、できる体制になるまで相手は待ってくれないし、来年も声をかけてもらえるかどうかわからないのに、今やらないってどういうこと?というものでした。


大事なのは「やる」と決めることで、その後はやれる方法を必死で考えればいいだけのことでしょうと。


そんな2つの言葉のおかげで、無謀な挑戦がスタートしました。



ZOOMミーティングで伝わってきた熱量


三越伊勢丹HDの担当の方とは、お互いに東京と広島を簡単に行き来できないため、ZOOMミーティングで打ち合わせを重ねました。


ただ、ZOOMは地方で営む菓子屋のおじさんにとっては結構な高いハードルでした。


若い人なら当たり前でも、アプリをインストールしたり、マイクとカメラを設定したりするのは大変で、初回は緊張しながら打ち合わせしたのを覚えています。


途中、会場の図面を表示(そんなこともできるんですねー)しながら説明してもらったときなんて、「今、おれ、かっこいいことしてるなー」と完全に舞い上がっていました。


お話をしてみると聞いていた通りの方で、「英国展」を一緒に盛り上げていきましょう感がすごく伝わってきました。


日本一の百貨店ですから、(ごめんなさい)出してあげる、くらいの勢いかと勝手に想像してビビッておりましたので、担当の方の言葉の端々から感じられる謙虚さに、失礼なことを思ってしまった自分が恥ずかしくなりました。


しかしこれはほんの序の口で、三越様のおもてなしの精神に会期中に幾度となく鳥肌が立つほど感動させられるのでありました。


つづく。


今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。



書いている人




ノムさん

広島生まれの広島育ち。

ルンビニ幼稚園、五日市町立南小中学校、広島県立廿日市高等学校、京都外国語大学卒。

趣味はサッカー観戦とガーデニング。


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