日本橋三越本店の英国展が2024年も盛大に開催されました。
英国の伝統と最新トレンドが一堂に会するこのイベントでは、英国菓子、上質な紅茶、伝統的なクラフト製品など多彩な魅力が発信されていました。
怒涛の一週間が過ぎ、ランニングを再開できるほど体力が復活してきたので、ノムさんが内側から見た英国展について体験レポートしてみたいと思います。
これを読んで出展するきっかけになったり、お客様として遠方からでも東京の日本橋までお出かけしてみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
vol.6では英国展の初日ついてご紹介させていただきましたが、今日は中日と最終日ついてリポートします。
老舗とは
朝は昨日の初日と同様、7時に出社?!しました。
地下鉄から改札を抜けるとすぐに、日本橋三越本店の地階玄関口があります。
そこにはもう行列が、昨日と同様できていました。
レジ打ちのことが完全には解決できていなかったので、それを見ただけで気持ち悪くなりました、、、。
ノムさんは気は大きい方なんですが、気が弱いんです。
地下鉄の改札口から地上に出て、三越様へ納品する車が出入りする場所を通りかかったとき、荷受け担当の方が「英国展、頑張ってくださいね」と声をかけてくれました。
僕らがOHISAMAのユニフォームを着て歩いていたから気づいてくれたんですね。
嬉しさと同時に、鳥肌が立ちました。
だから日本橋三越本店様って日本一の百貨店と呼ばれるのか、と頭と体で理解した瞬間でした。
そして社員通用口ではやっぱり、「今日もご苦労様です」と警備員さん達があちこちから声をかけてくださいました。
行列の原因はやっぱりレジだった
さて、昨日の失敗を繰り返すまいと、メモしていたレジ操作を復習しつつ、社員の方を捕まえては質問攻めにして2日目がスタート。
昨日と変わらず朝から大忙しでした。
お客様によると、OHISAMAの列は道を塞がないよう3つに分かれていて、最後の列は端から端まで、ブースと反対側のエレベーターまで続いていたそうです。
と言っても原因はご想像の通り、人気というよりも各種カードの処理にモタついてしまっていたからです(またか)。
昨日まで見ることのなかった「アテンド」という文字と数字が書かれたカードを出されたときは、気絶しそうになりました。
処理方法をまったく習っていなかったため、社員の方を読んで来るまでものすごく時間がかかってしまいました。
時計で計れば1分ほどだったかもしれませんが、ノムさんにとっては永遠に感じました、、、。
日本橋三越本店というところ
お昼ごろ、着物をお召しのあるご婦人が来られました。
帯の柄はユニオンジャック!!
「さすが英国展、すげーなー!」と思わず感心してしまいました。
すると、「頑張ってらっしゃいますね」と声をかけてきてくれました。
「はて?」と寝不足の頭をフル回転。
そういえば昨晩、後片付けや翌日の準備をして21時頃に退店したんですが、三越日本橋店様から地下鉄改札口へ1階だけ降りるエレベーターがあって、そこで一緒にになった方でした。
着物をお召しになっていたので、記憶がつながったんですね。
「英国展に出てるの?」「どちらからいらしたの?」「お店のお名前は?」と聞かれたものの、「私たちは働いてて、英国展はお客様が多いからいつも行けないのよね」と残念そうにおっしゃってたので、まさか来られるとは。
お昼休憩の限られた時間の中を、わざわざお並びになって会いに来てくれるなんて、「アテンド」というカードを見た時とは違う意味で気絶しそうになりました。
ノムさんは半世紀生きて、はーもーいい大人ですが思わず、「日本橋三越本店まじやべー」と大人げない表現でつぶやいていました。
この話は広島に帰ってから会った人や、メールや何やらで100人以上にしています。
お店でサービスをされたり、おもてなしを受けたわけじゃないのに、猛烈に感動しました。
そのくらい衝撃的な出来事でした。
出展者さん達もいい人達ばかりでした
そして最終日。
平日はさすがに少ないんだろうなと勝手に思っていたのですが、人の波、波、波でした。
昨日までに大半を売り切ってしまっていたため、人は多くても足を止めて下さる方は当然少なくて、良いのか悪いのか、催事中に初めて栄養ドリンクやゼリーを摂ることができました。
そして「良いのか悪いのか」にはもう1つあって、斜め向かいのお店の方が、「箱の中でケーキが動かないようにする厚紙が足りなくなったので売ってもらえませんか」と相談に来られました。
ケーキは完売してしまっていたので、余っていて使うことのない厚紙だからと全部差し上げることができました。
するとお返しにフィッシュ&チップスをプレゼントして下さいました。
いい1日になりました。
本日のまとめ
三越のみなさんは、自分のお客様であるかどうかにかかわらず、出会った人がどうされれば嬉しいかをずっと考えながら行動されているんだと思います。
それを個人レベルじゃなくて、組織レベルで実践されているところが、老舗の老舗たる所以と感じました。
勝手な想像ですが、私生活でもそうやって過ごしていないと、急にぱっと思い付きではできない気がします。
もうあれから2か月が経とうとしていますが、いまだに今日書いたことをあちこちで話している自分に驚いています。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回は最終回です。
書いている人
ノムさん
広島生まれの広島育ち。
ルンビニ幼稚園、五日市町立南小中学校、広島県立廿日市高等学校、京都外国語大学卒。
趣味はサッカー観戦とガーデニング。
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